『大阪の街のおもろさ』
▲三休橋筋から北浜、中央公会堂を望む
それは長い歴史の積層を、日常生活の中で感じることができる手軽さです。
ヨーロッパのようにゾーニングによって旧市街と新市街が分かれているわけでもなく、それらを全て飲み込んでしまう東京のような超大規模な再開発もほとんど起きませんでした。
大阪人の高い地域愛も相まってか、今ある建築をうまく生かし、新しい価値を生み出そうという取り組みも随所で行われています。
大阪に散らばった古い建物や価値ある建物をただ腐らせていくのではなく、その価値を見直し、生かして、魅力を知ってもらうために市民に広く公開する。
これが
「生きた建築フェスティバル」
通称、イケフェスなわけです。
その対象が決して建築マニアだけでなく、しっかりと一般市民に開かれたものになっているのがとても良いと思います。
町全体が美術家や博物館のようになり、ちょっとしたお祭り状態になります。
昨年は10月30日、31日に実施されました。
その2日間の様子を何回かに分けて紹介したいと思います。
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