前回よ~ん
わい「なんでおるん???」
オタク「いや〜〜!たまたま東京駅通ったらサンライズいたから見にきたらたまたま会っちゃって!」
まだ朝の7時なんですけどね。
ちょっと何言ってんかわかんないのでそのまま街に繰り出します。
鉄道のダイヤグラムを模したというダイヤゲートビル。下部構造に至るまで徹底的にダイヤ形状を配しています。
遠くには新宿摩天楼が見えます。相変わらずかっこいいです。
ちょっとオシャレなコーヒー飲んでました。すみません(笑)
美しいコンクリートのうねりの中に小田急百貨店の差し色が映えます。
この後丸の内、汐留、渋谷と続いていく東京の摩天楼群ですが、一番先駆者の新宿のデザインが一番野心的で、それでいて少しくたびれていてかっこいい。
ファザードを裾広げて地面につけちゃおう!って発想、どっから出てくるんだ??
僕が一番好きなのは新宿三井ビルディングです。
爽やかなガラス張りと背面の鉄骨クロスがかっこいい。これで1970年代のビルってのがおかしい。。。
一番好きなビルの割に写真へたくそだな。また今度しっかり撮りに行こうと思います。
山手線で移動。
E235系0番台みたいなオシャレな電車が馬車馬のごとくこき使われ走らされているのが好きすぎる。
乃木坂のTOTO間に移動。遠くに見える六本木ヒルズがかっこいい。
雨後の筍?アジアのマンハッタン?どう例えていいかわからないくらい超高層ビルが建ちまくっている東京において、いまだに圧倒的な存在感があります。
クリア度の高いガラス、丸いフォルム。
「六本木ヒルズ」という名前とこのフォルムはセットで東京のアイコンになっていると思います。
日本を代表する建築ユニットSANAA。
内と外を曖昧にする新しい建築を提案してくれる素晴らしい建築家です。
残念なのは、彼らの新規プロジェクトのほとんどが中国やフランスなど海外ばかりであること。
彼らを含めた素晴らしい数々の日本人建築家たちのHPやSNSが外国語ばかりで埋められているのを見ると残念な気持ちになります。
これだけ不動産投資が盛り上がっている東京においても、SANAAが参画したプロジェクトはありません。もっとデザインにお金をかけるという観点を持ったデベロッパーが増えればいいなと思います。
彼らの国内で今後目立ったプロジェクトと言えば、香川県立体育館。
完成は2024年。楽しみです。
SANAAのお二方のうち、妹島氏が設計した鉄道車両として有名なのが西武001系、Lavie号。
小さい扉、デッキ、という仕切りだらけで閉鎖的な過去の鉄道車両とは一線を画す、超大型の客用窓、ガラス張りの貫通扉、白色の内装。そして沿線風景に溶け込む銀色の車体。
これらは妹島氏の設計思想をよく表しているなと思います。
汐留摩天楼。
スタジオ面積を最大化するために柱を外に露出させた日テレタワー、有機的な曲線が美しいシティセンターなど、主張の激しい個性あふれる建築だらけなのに、遠景で見るとどこか統一感がある。
新宿摩天楼の現代アップデート版といった感じがして好き。
その中でも飛びぬけてカッコいいのが電通本社。
高さ210mもあるビルを一棟借りしている豪快さも去ることながら、未来感がありながら品の良さも備えるグレーのガラスファザード、日本刀をイメージしたというブーメラン型の形状。
青空をスッパ切るようにそびえる姿が最高です。日本で一番カッコいい高層ビルです。
都市は新陳代謝していく。その新陳代謝に合わせてユニットごとに増築・減築していくという「メタポニズム」の思想によって建築された中銀カプセルビル。
結局その理想通りにはならず、建物は完全に解体となりました。
東京にはまだまだ素晴らしい建築が有ります。
これからもどんどん巡っていきたいです。
次は2021年最後の旅、四国旅行になります。