藍色備忘録

藍色備忘録

好きなことを好きなだけ書きなぐるだけ

LinkinParkの好きな曲を語る

最近急にまたLinkinParkブームが来ています。高校生以来くらいでしょうか。

僕の好きなLinkinParkを語ります。

 

1.With you

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LP1枚目のアルバムHybrid Theoryの1曲目。

この頃のリンキンのスターダムの駆けあがり方は異常でした。

今ほどインターネットも普及していない時代にも関わらず、本拠地アメリカでメジャーデビューして、それからたったの数か月で映像のように遠く離れたドイツのフェス会場を満員に。

そして最終的にこのアルバムは4000万枚以上と言うとんでもないセールスを記録し、世界で一番売れたロックバンドに数えられるように。

 

この曲と言えばやはりイントロのギターリフと冴え切ったスクラッチ。そしてチェスターのアツいボーカルとマイクの冷静なラップ。ミクスチャーロックとは何ぞや、リンキンとは何ぞやと言うのを詰め込んだ曲だと思います。

こんな荒い曲調なのに実はラブソングっていうギャップもめちゃくちゃ好きです。

当時流行っていたロースタイルの演奏スタイル、バンド初期のとがり切った感じ、2000年代初頭の荒い画質の映像、冒頭のLINKIN PARKというクソデカテロップさえ愛おしい。大好きなライブ映像です。

 

2.Don’t stay

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伝説の"Live in texas"

2枚目のアルバムMeteoraの1曲目の曲です。このアルバムは曲と曲の繋ぎがだいぶ考えられていて、ぜひ通しで聴いてほしい。

イントロのギターからのスクラッチがこれから始まるぞ!!!!という感じがして大好きです。

Meteoraと言えばそのアルバムアートのカッコよさ。今も全く色あせないですね。

 

3.Faint

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同じアルバムからもう一曲。

もうリフがひたすらめちゃくちゃ優秀なこの曲。

シンセとギターリフのフレーズが一曲通して続いていきます。シンプルでめちゃくちゃかっこいい。

イントロのドラムやマイクのラップに所々刻みっぽいのを入れてるのもカッコ良いです。

そしてこの照明の前でシルエットがひたすら映るという映像にどれだけのアーティストが影響されたか....伝説のMVだと思います。

 

4.Leave out all the rest

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1、2枚目から大きく方向が変わった3枚目のアルバムから。

マイクのラップはありませんが、チェスターの優しい歌声が存分に聴ける一曲です。

何より、

When my time comes
Forget the wrong that I've done
Help me leave behind some
Reasons to be missed

とか

Pretending someone else can come
And save me from myself

という歌詞が悲しすぎます。アルコールや薬物といった問題に長年悩まされてきた彼、そしてその彼が自殺してしまった今、最早どんな気持ちをして聴いていればいいのかわかりません。

 

5.What i’ve done

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イントロのギターの入りが大好き。

自然破壊、戦争、貧困...など世界中の問題が溢れかえる映像が矢継ぎ早に映るこのMVにとても衝撃を受けました。

”俺”が犯してきた過ちを赦してほしい、俺はその償いをする、みたいな歌詞なんですが、その”俺”はチェスター自身で”相手”は周りの人なのか、もしくは人類と地球みたいなものなのか・・・

この辺りから解釈が分かれる抽象的な歌詞が増えていくのが面白いです。

 

6.New divide

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曲調や歌詞は前の曲にも似ています。

何よりカッコよいのがこのMV!2009年リリースとは思えない、特殊効果満載の前衛的な映像づくりが超カッコいいです。メンバーが監督しているのも良い。

ラスサビにメンバーのシルエットがブロックノイズっぽくぐしゃっと崩れながら切り替わっていって、最後にイントロと似た感じで終わるあたりがかっこよくて大好き。いや今見てもすごい事してんな。

 

7.Burn it down

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5枚目のアルバム、Living thingsからこの曲。

デジタルっぽい電子音がいっぱい入っているのに、原点回帰っぽいヘヴィ感がある、このバランス感覚が本当に絶妙。

そして歌詞がとても哲学的で好き。

このMVもとてもかっこいい。最後の燃え上がるメンバーを順番に移していく演出がシンプルだけどとてもカッコいい。

 

8.Step up/Nobody's listening/It's going down

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この曲は1枚目のアルバムのデモ曲として収録されていた曲たちなんですが、ラップ要素が強くて、なのにロックでその感じが新しくて好きです。

1曲目のStep upはライムと電子音の掛け合いがとても良い。

2曲目のNobody's listeningはなんと尺八がトラックとしてサンプリングされているという前衛さ!昨今の日本ブームの中ならわかりますが、この曲出たの2002年とかですよ。

3曲目のIt's going downもStep upと曲の構成が似ていてとてもノれる。あとチェスターがギター弾いてるのが貴重すぎて好き。

あと全体通してマイクの声が良すぎるよなっていう...

 

9.Heavy

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チェスターの遺作になってしまったこのアルバムから一曲。

LP史上もっともポップなこの曲。

セールス面でもファンからの評価でも、一枚目のアルバムが頂点で、アルバムを出すたびにずっと比較され続けてきた事実があります。

バンドは新しい挑戦を続けるが、皆から「昔のようなヘビーな曲を」と言われ続ける。そんな中に投じた一石かと思いました。

しかし歌詞をよくよく見てみると自分の中の二面性みたいなものや、逃れられない悩み・苦しみとかを歌ったものでした。

虐待、育児放棄、いじめ、酒、薬物、オーバードーズ...そんなバッドスタートからスターダムへ駆けあがっていき、徐々に様々な中毒も克服していった彼。

内面の苦しみを削り出しながら歌うようなスタイルから、徐々に世界平和、人間性と言ったものを歌い上げる、そんなスタイルに変わっていきました。

しかし.....最新曲が自分の一番奥深く闇深いところについて歌った曲で、それを残してこの世を去ってしまう...バッドエンドにしては出来過ぎています。

だけど僕自身もこの曲が出たときは今までの曲調と違い過ぎて好きになれませんでしたし、何よりコメント欄の荒れ具合が凄かったのを思い出します。

MVの最後、Kiiaraがチェスターの肩にそっと手を置くシーンは何度見ても辛いです。

 

10.Good Goodbye

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先の曲でも書きましたが、新しいことに挑戦し続けるバンドとそれを理解せず昔のような曲を求めるファンという構図は長く続いていました。

この曲はそういったことに会心の一撃を加えるような歌詞になっています。

I’ve been here killing it
Longer than you’ve been alive, you idiot

あとこの歌詞めっちゃかっこよくて好きです。

Goodbye, good riddance
A period is after every sentence

 

 

11.まとめ

第n次LPブームは2017年のチェスター追悼コンサートが突然YouTubeのおすすめで回ってきたこと、そのライブを見た直後に下書きに残していた書き荒らしを読んだこと、とあるバンドのメンバーの訃報を目にしたあたりから始まりました。

 

これからもLP underglound in da houseって感じで心の中ではずっと推しつつたまにヘビーに聴く時期を迎えるということを繰り返していきたいと思います。