行 京 そ
こ 都 う
う 、だ
JR東海が90年前後から銘打ってるこの有名なキャッチコピー。
なんでもない言葉に思えて、「そうだ」の後ではなく「京都」の後に読点が来てるから、声に出してみると 「そうだ京都」 までが一気に流れてきて、思い立った、そうだ、という瞬間の気持ちをそのまま共有できる。よくできてるなあと思う。
さて、私が関東に居を移してから2年以上、実家が京都から大阪に移動してから半年以上経つ。すっかり京都は「観光しに行く場所」になってしまった。
そんなわけで、台風18号が去って好天に恵まれた京都へ小旅行に出かけてまいりました。
....と、初っ端から人身事故で出鼻くじかれ事案。各停でちんたらと梅田へ。
梅田駅2階改札を抜けて、大阪駅へ続くいつもの歩道橋を歩く。
SNSで話題になったヨドバシ橋もそうだけど、うめきた地区の本格的な工事、阪神百貨店改装に伴う地下通路の工事、更に写真左端に見える阪神百貨店建て替え工事...狭い範囲でたくさんの工事をしていて、梅田は今本当に変化の激しい街になっている。
ついでに年々かっこよくなっていく梅田のスカイライン。今後が楽しみです。
やはり山陰地方との特急列車にはある程度台風の影響が出ていたようです。
目的はこちら。
到着したのは9:45頃だったのですが、休日ということもあり先発の列車は満席。そんなわけで10:10の列車で座席を確保。 いちいち駅事務室に行くのが面倒くさいですし、券売機で買えるようにしてほしいものです。
沿線を離れてたった2年しかたっていないのに、全てが変わっていて驚きを隠せません。。
いざ乗車。WB弄るの忘れてて写真が黄ばんでて気持ち悪いですね。一眼触るのも久々なのですよ....。
シートはとてもひろく、リクライニングもとても深くまで倒れてくれます。座席は少し固め、というか最近の車両にありがちな感覚。
肘のところにはコンセントもあり、設備だけ見ればN700のグリーン車とも張り合えるくらい。
気になった点と言えばヒーター?のせいかわかりませんが前の席の下にも機械が詰まっていて、足元が伸ばせない点、それと車両の制御システム自体は旧式ですので、前後にガックンガックン揺れることでしょうか。
あまりの静音性の高さに気づかないうちに天満橋を発車して地上区間へ。
ピカピカの柱に座席横のプレミアームな鳩マークが反射して光ります。
------********------
乗ってみての感想ですが、よっぽど混んでる時間とかじゃない限りダブルデッカーでいいかなあって感じ。車内で老人お年を召された方の集団がうるさかったのもありますが、身長がそこそこ高い身からすれば足元が伸ばせないのはつらい。何より8000の柔らかいシートが好きですしね。。。(何より移動に遅い京阪をわざわざ使う理由もない)
三条で降り、三条大橋から台風で増水した鴨川を望む。
京都に住んでいた頃は何度この景色に心救われたことでしょう。今でも風に当たり、この眺めを目にするだけで心が落ち着きます。これが故郷って事なんでしょうか(笑)
撮ってませんが今回は
「地下鉄嵐電1dayチケット」¥1000
を利用。安いのかどうか...はわかりませんね。京都の地下鉄高いですから。。(初乗り210円)
帷子ノ辻(かたびらのつじ)で北野線に乗り換え、やってきました北野天満宮。
本殿前。青空を綺麗に写すための設定にしても白飛びするくらい砂利が白い!!とても眩しかったです。
しっかり願掛けをした後に、駅に戻ります。
駅前では基地反対派の人たちが「僕たちは戦争知らない子供たち~♪」って歌ってました。見た限り平均年齢60overでしたけど。
まだ思想が右が左がって語れる年ではないと思っているのですが、明らかに怪しい風貌の人たちがリズムも音程もなってない歌を歌っている姿を見て、周りがどう思うかって考えたことないのかなって思います...。
ふと立ち止まって見上げてみるとあまりに雰囲気が良く目の前に停まっていた電車を一本逃して何枚も写真を撮ってしまいました。
駅舎は1958年建設のもの。特に味のない駅舎ですが、その味のなさに魅力を感じる感性を身に付けてしまったから困ったものです。
帷子ノ辻行きに乗って帷子ノ辻へ。乗ったときはてっきり2001形だと思っていましたが、最近は600にもシンパ載せてるんですね。
この帷子ノ辻駅、いわゆる「小さなターミナル駅」で、僕が大好きな駅のタイプの一つです。京都で言ったらあと宝ヶ池駅がありますね。
右へ抜けていくのが四条大宮方面(複線)、左が北野白梅町方面(単線)と分岐していくわけで、ホームの配置は2面4線。、、、と聞けばありがちな分岐駅に聞こえるだろうが、実際は対面式1番線ホームと島式の2・3・4番線ホームという変態配置。
詳しくはググってみてください。。
嵐山行に乗車。終点の一つ前で車窓からあまりにも嵐山が綺麗に見えたので衝動下車。
嵯峨・嵐山の街を写真も撮らずにぶらぶらと歩きます。
観光客をかき分けて渡月橋の袂へ。台風の影響で桂川が暴れまくってますね。
ちなみに実家から始発のバスに乗ればこの景色を独占できたのです。事情でこの時期の嵐山に朝早くから訪れることが多かったのですが、何度来ても立ち止まってしまうほど美しい景色でした。3年も前の話ですが。
渡月橋を渡り、対岸の阪急嵐山駅へ。
いつ見てもかっこいい6300系。名車というものは一線から退いてもなお輝き続けるものなのだなあと。
桂と烏丸で電車を乗り継いで京都駅へ。
大阪環状線の103系がなんとあと1本しかいないのだとか。こちらは奈良線の103系ですが、いつまで残るのやら。
こういったなんでもないショットこそ後から見返した時に懐かしさを感じるような気がするのです。
1974年に国鉄が開通させた湖西線。全線が高架化されているのは在来線としては本当に異質ですが、そのおかげで実は160km程度で走ることができるようです。
この線路を辿れば北陸や日本海側へ...と考えると旅情を誘われます。
視界の8割がコンクリートという質素な世界。大好きなんですけどね。
切り位置とかよくわかんないけどまあキレイに撮れたしいいんじゃねくらいのノリで。12連新快速かっこええなあ。
117撮ったとこで日が完全に山に隠れたので撤収。
最後の一枚。山科にて。秋の夕暮れは美しいものです。
------********------
山科に戻りそこから地下鉄を乗り継いで烏丸へ。阪急電車で帰りました。
実際住んでた頃はショッピングモールは遠いわ遊び場がないわ行楽シーズンにゃ家の前の小道すら渋滞するわバスにはまともに乗れんわと散々酷評していた京都ですが、一歩引いて観光客の立場に立ってみると、なんだかとても魅力あふれる街だなあと思えるようになりました。
今度は関東の友達を連れて自転車で周ってみたいですね🚲
おわり
2017年春の九州旅行の記事はこちらからどうぞ!
aoto-tx1133.hatenablog.com