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前回の九州旅行で、朝食のパンがとっても美味しいR&B系列のホテルに泊まりながら、寝坊によって二日連続食えないという失態を犯した経験を生かして、今回は起きやすい時間に目覚ましをセットし、無事起床に成功。
みんなも東横インとかアパはやめてR&B系列に泊ろう。本当に良いから。
外は曇り。でも初めての場所だから悪い気はしない。
駅内で少しの時間撮影。
415×115。旅情製造マシーン
今日も今日とて曇りの山陽路。
最初の目的地は新山口駅。
しばらくの間滞在するので、改札を出て荷物を置く。
かなり前衛的な跨線橋のデザイン。どういうコンセプトなのかはわからないけど、割と好き。
そして改装工事がなされても未だにラッチ。自動改札付けないんですか...?
足元を見ると線路の延長線上に当たるところに何か刻み込まれてる。
San-yo Line 山陽線
わざわざ側線[Side Track 側線]とふってある。こういうこだわりすき。
駅の外に出てみる。こちらも、汎用的な駅舎ではなく、独創的なデザイン。
完成が楽しみ。
新山口に限っては、駅舎を見るためにわざわざ降りたわけではありません。
10:30頃、目当ての列車が入線してきます。
初にお目にかかります。SLやまぐち号です。
29-6という銘板、再現された直角ボックスの真ん中で緑に光るコンセント差込口、車内を温かく照らすLED照明、車いす対応乗降口。
おい!!!!違和感!!!起きろ!!
新山口駅に停車する在来線列車の中で一番新しいのは旧型客車とはなんたる皮肉か。
反対ホームに移って出発を待つ。
SLが煙炊きたい放題炊くから駅中煙だらけで大変なことに。
40の普通列車も煙に包まれて入線してきます。(動画キャプより)
そして10:50、ものすごい煙とすさまじい汽笛とともに出発していきました。
周辺住民大変そう。
SLが出発して、がらんどうになった駅構内をもう少し探索してみます。
昼食はこちらの長州屋で名物の瓦そば....ではなく、カレーをいただきました。(昼食に1000円越えは少し抵抗がある。)
腹を満たして再び山陽線に乗り、やって来たのは隣の四辻駅。よつつじえき。声に出して読んでみましょう
レトロな駅舎を目当てにやって来たのですが、ついに降って来やがった雨と地元住民の視線がとても心に痛いので、ささっと済ませる。
20分ほどの停車時間を生かして、ホーム上の"あるもの"を撮ります。
よく目を凝らして見てください。
さくら、あさかぜといった文字が見えてくるでしょう。
こちらはかなり見やすい部類のもの。「あさかぜ4号」の文字。
これら全て、山陽新幹線全通前に走っていた長距離寝台列車の乗車位置跡。
この列車たちが来なくなったのが、早くて1975年ごろなのに、ホーム端という条件のおかげか、今でも運良く残っている。
普通列車より長距離特急・急行列車の方がよっぽど多かった時代を偲べる、とっても貴重なものですね。
それでもネットで見た写真よりもかなり薄くなっており、今後ホームのかさ上げ等で消えない可能性もなきにしもあらずなので、記録したい方はお早めに。
列車に乗り込み、次に降りたのは、、、
こちら!!海の見える駅!大畠駅です!
いやーー快晴ですねえ!!
夢!幻想!!
雲量1500。一面のクソクモリ。布団被っておやすみなさい。
訪問3回目にして初めての敗北。
同行者は初訪問だったので、パシャパシャと写真を撮って周ってましたが、何一つ面白くない自分は、一人ベンチに座って吹き通る冷たい海風に晒されながら凍えてたのでした。
晴れてたら夕焼けが見れたんだけどなあ。
ここで気力を吸い取られた私の画像フォルダには、岩国駅まで写真がありませんでした。
岩国駅。そういえばあのレトロな跨線橋がついに閉鎖されたそうです。こうやって一時代が終わってゆく。。。
岩国からは快速シティライナー。
録音中の同行者を乗せたまま、私は五日市で下車。
各停に乗り換えて、夕暮れの西広島へ。
ぎゅうぎゅう詰めの普通列車に乗って、広島へ。
本当にきれいになりましたね。
嬉しいやら寂しいやら。
いつもの麗ちゃんで最高の広島風お好み焼きを。
安定です。
元の旅程では更に東進し、尾道からしまなみ海道のバスを乗り継いで四国入りするつもりでしたが、寒くて暗い中しまなみ海道を渡るのはもったいない!ということで広島港から松山行のフェリーに乗船することに。
広電に揺られて広島港へ。
広島にはもう5回も6回も来ておりますが、夜の広島港に来るのは初めて。
ちょうど顔を揃えた新型車両と天井の高い駅舎がなんともユーロピアーノで同行者と夢中になって写真を撮る。(三脚が欲しいと申しておる)
チケットを購入し、入港を待つ。
石崎汽船のスーパージェット。
学割適用でも広島松山間5500円超と割高ではありますが、代わりに1時間で松山へ行けるのだからすごい。
乗船。
人生初めてのフェリーでどんなもんかを多少心配してはいましたが、乗り心地はとてもよく、翌日乗ったJR四国のディーゼル特急と体感はさして変わらない。
途中、音戸の瀬戸と呼ばれる非常に狭い海峡を通過。
夜なのに車窓(船窓?)から陸地の自動車の形がはっきり見えるくらい狭い。
いつか上から見てみたい。
そこを抜けたあとは再び加速、爆走。
30分ほどで松山に到着。本当にあっという間。
松山観光港からリムジンバスに乗り、私のわがままで松山駅前で降りる。
松山駅前。
比喩ではない"ホンモノ"のネオン街の光景。
過去帳入りしたはずの、絵本の中の世界がそのまま目の前で繰り広げられているようで、不思議な感覚に陥る。
この後は、大手町、大街道などを歩いて、ホテルにチェックイン。
新幹線や特急などを使わずに、実に250km以上を移動した一日でした。
おわり